ヨガ

片鼻呼吸法の目的・やり方は?片鼻呼吸が難しい時の対処法も紹介【ヨガの呼吸法】

ヨガの呼吸法の1つであるナディ・ショダナ。日本語では片鼻呼吸法と呼ばれています。

やり方さえ覚えてしまえば、自宅で簡単にできる呼吸法です。

今日は片鼻呼吸法の目的やり方片鼻呼吸法が難しい状況での代替方法を書いていきます。

片鼻呼吸法とは?

片鼻呼吸法とは、左右の鼻孔を交互に使って呼吸する方法で、サンスクリット語でナディショダナと呼ばれています。ヨガの代表的な呼吸法です。

ナディ=「プラーナ(生命エネルギー)の経路」ショダナ=「純化する」という意味があります。

つまり、ナディショダナ(片鼻呼吸法)とは、生命エネルギーの経路を純化するために行う呼吸法ということですね。

片鼻呼吸法をする目的は?

片鼻呼吸法をすると目に見えないエネルギーのバランスを整えることができ、心を落ち着かせると言われています。そのためにヨガでは片鼻呼吸法を練習します。

「エネルギーのバランスを整える」とは?

「エネルギーのバランスを整える」とはどういうことか?というと、ヨガの世界では以下のように考えられています。

  • 右鼻孔は、活力の元になる太陽のエネルギーを司るピンガラナディというエネルギーの経路につながっている
  • 左鼻孔は、静寂さの元になる月のエネルギーを司るイダナディというエネルギーの経路につながっている。

左右の鼻孔で交互に息を吸うときに、ピンガラナディとイダナディにプラーナ(生命エネルギー)が送りこまれ、エネルギーのバランスがとれてくると言われています。

実際に片鼻呼吸法を体験したヨガ生徒さんの感想は?

私がヨガインストラクターとして片鼻呼吸法を教えた生徒さんも

  • 爽快感を感じる!
  • 自分の周りのことばかりに意識が向いていたけど、片鼻呼吸法に集中していたら自分の呼吸や内側に自然と意識を向けることができた!
  • シャバアサナの時にいつもソワソワして考え事ばかりだったのが、片鼻呼吸法をしたら落ち着いて休むことができた。

など、それぞれに片鼻呼吸法の感想をおっしゃる方は多いです。

呼吸に集中することで意識を自分の内側に向けることができるので、周りの出来事が気になったり、いつの間にか周囲と自分を比べてしまったりして、ずっと心が休まらないような方には片鼻呼吸法はおすすめです。

片鼻呼吸法のやり方は? 

基本の姿勢

片鼻呼吸法を行うときは、以下の基本姿勢をとります。

  1. 姿勢は背筋を伸ばして座ります。
  2. 左手はジュナナムドラを作り、膝の上に置きます。
  3. 右手はヴィシュヌムドラを作り、親指を右鼻孔の脇・薬指を左鼻孔の脇に添えておきます。
  4. 軽く顎を引き、首の後ろ側を伸ばします。

ムドラはヨガクラスで度々登場する手のジェスチャーのようなものです。ムドラについて詳しくはこちらの記事をどうぞ。

ヨガ・インド舞踊で多用されるムドラとは?種類や意味を紹介ヨガのクラスを受けていると「ムドラ」という言葉を耳にするかもしれません。 ヨガに限らず、インド舞踊や一部のベリーダンスなどでもムドラが...

片鼻呼吸法の1サイクルの順番

片鼻呼吸法の1サイクルを順を追って説明します。

  1. 左右の鼻孔を右手の親指・薬指でふさぎます。
  2. 親指を緩めて右の鼻孔から息を吸います。
  3. 息を吸い切ったら親指で右の鼻孔を塞ぎ、自然に呼吸を保持します(※)。
  4. 薬指を緩めて左の鼻孔から息を吐きます。
  5. 息を吐き切ったら左の鼻孔から息を吸います。
  6. 息を吸い切ったら薬指で左の鼻孔を塞ぎ、自然に呼吸を保持します(※)。
  7. 親指を緩めて右の鼻孔から息を吐きます。

これで1サイクルです。このサイクルを数回繰り返します。回数は特に拘る必要はありません。

最後、片鼻呼吸法を終えるときには右手を膝の上に置き、頭をあげて終わります。

※③と⑥で、「自然に呼吸を保持する」という部分があるのですが、無理に呼吸を止めるのではなく、自然に呼吸をキープする時間が生まれるようであればキープするようにしましょう。また、妊娠している方は呼吸を保持することは避けて下さい

片鼻呼吸法ができない時の対処法は?

それぞれの体調や状況で、片鼻呼吸法をするのが苦しくて難しい時もありますよね。

そんな時に片鼻呼吸法の代わりに行う方法として有効なヨガの呼吸法がパダディヤササナです。

パダディヤササナとは?

パダディヤササナもヨガの呼吸法の1つです。

左右の手で脇を圧迫しながら呼吸することで、エネルギーを整えるという点で片鼻呼吸法と同じような目的で使用される呼吸法と言われています。

元々は、登山中など標高が高く酸素が薄い場所で片鼻呼吸法をすることが難しいことから、パタディヤササナを使うことも多かったと聞いたことがあります。

日常生活でも片鼻呼吸法が難しいときは無理にしようにせず、パダディヤササナに変えてみると快適にヨガをすることができます

パダディヤササナのやり方は?

パダディヤササナを順を追って説明します。

  1. 背筋を伸ばして座ります。
  2. 右手を左脇下に差し込みます。
  3. 左手を右腕の上から右脇下に差し込みます。
  4. 両脇をしめて右手を左脇の下にしっかりと差し込み直し、右の手のひらで自分の呼吸している動きを感じ取りながら呼吸を続けます。
  5. 右手だけ脇の下から外して、下におろします。
  6. 今度は右手を左腕の上から左脇に差し込みます。
  7. 左手を右脇の下にしっかりと差し込み直し、左の手のひらで自分の呼吸している動きを感じとりながら呼吸を続けます。

片鼻呼吸法ができない状況のときは、このパダディヤササナでもエネルギーのバランスを整えることができると言われていますので、試してみてください。