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インド・デリー観光でオススメの世界遺産フマユーン廟をタージマハルと比較してみた

インドの首都デリーは国際空港があり、多くの観光客が最初に立ち寄る大都市ですが、インドに行く前の私のデリーへのイメージは、こんな感じでした。

  • 空港を利用するだけでデリー観光はあまり興味がないな・・
  • 近代的なビルばかりの大都会で、歴史的な建物とか見どころとか無さそう・・
  • どうせ観光するなら、もっと古き良きインドが残るところに行きたい

今回のインド旅行ではツアーの中にデリー観光が含まれていたので、強制的にデリーの街も観光することになったのですが、実際にデリーの街に行ってみると、私が勝手にイメージしていた印象とは裏腹にちゃんと歴史的な観光スポットがあり見応えもありました

しかも、空港が近いのでアクセスも抜群!空港利用だけでデリーを通過してしまうのはもったいない!と思い直しました。

今日は、そんなデリーで特におすすめしたい世界遺産「フマユーン廟」について、私が実際にいってみた感想も交えて書いていきます。

インドの首都デリーにあるフマユーン廟の場所は?

フマユーン廟はデリーの大都会の中にあり、空港からも近いのでアクセス抜群です。

地図を見てわかるとおり、フマユーン廟はインド最大規模の空港であるインディラ・ガンディー国際空港から車で20分程度の場所にあるので、インドに到着した時、またはインドから帰国する時にも気軽に遊びに行くことができます。

フマユーン廟は歴史のある世界遺産ですが、それが空港からすぐの都会の中で見ることができるのは、新旧両方の顔をあわせ持つカオスな街・デリーならではの光景だと思いますし、個人的には街中に普通に歴史的な建物があるというのもインドの魅力だと思います。

世界遺産「フマユーン廟」の歴史

フマユーン廟は、ムガル帝国第2代皇帝フマユーンのお墓です。

皇帝フマユーンは波瀾万丈な人生を送ったと言われています。

フマユーンの人生と廟が建設されることになったエピソードは・・

フマユーンは皇帝として即位するも戦いに負けて追われ、親族からも見捨てられてしまいます

そして、様々な困難を乗り越え再びインドにて支配力を取り戻すも、その翌年に階段から転落してこの世を去ってしまいます

その後、フマユーンの妻によってフマユーン廟は建設されました。

妻はフマユーンの人生を不憫に思い、フマユーン廟は楽園をイメージして造られたそうです。

言われてみれば、敷地内には噴水があったり、庭園が綺麗に整備されていたり、水が貴重な資源であった当時のインドにおいてはオアシスのような場所になっていました。

ところで、フマユーン廟が愛する配偶者を想って建設されたというエピソード、タージマハルの歴史をご存知の方はそのエピソードと似ていることにお気づきでしょうか?

タージマハル建設のエピソードをご存知でない方は是非こちらの記事をご覧ください!

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実は、フマユーン廟はタージマハルのモデルになった建築物で、いろんな共通点があるんです!

比較して見てみると面白いので、以下の記事ではフマユーン廟とタージマハルの共通点について書いていきます。

フマユーン廟はタージマハルのモデル?共通点は?

インドで最も有名は観光地といえばアグラにあるタージマハルを思い浮かべる方が多いと思いますが、フマユーン廟はタージマハルのモデルにもなった建物なんです。

フマユーン廟とタージマハルに共通する特徴は以下が挙げられます。

  1. 建物のフォルム
  2. 建物が左右対称であること
  3. 廟の周囲に庭園が整備されている
  4. 配偶者のために建設したお墓

フマユーン廟とタージマハルを比較しながら、順番に詳しくみていきましょう。

建物のフォルム

まず、一番最初に共通点として分かるのが、建物の形です。

こちらがフマユーン廟

こちらがタージマハル

さすが、タージマハルがフマユーン廟をモデルにしたというだけあります。

玉ねぎのような形をした中心部やアーチ型の入り口など、シルエットだけ見たら見分けがつかないほど、よく似ていますね。

実際にフマユーン廟を見てみると、少し小さめの茶色いタージマハルという印象です。

真っ白なタージマハルはもちろん素敵ですが、フマユーン廟の赤茶色の壁も格好良くて、実際に見ると同じフォルムでも印象が全く違うので、インド旅行の時は是非両方見比べてみてくださいね。

建物が左右対称をベースに作られていること

そして、フマユーン廟は見事に左右対称な建築物として有名です。

上の写真からもわかりますが、実際に建物の周りをぐるっと一周見てみても、どこからみても完璧なシンメトリーでした。

それに対してタージマハルは基本的にはシンメトリーですが、細かい部分を見ると完璧に左右対称というわけではありません。

廟の周囲に庭園が整備されている

フマユーン廟とタージマハルは周囲の庭園が綺麗に整備されています。どちらも建物の前には噴水があり、楽園のような環境になっています。

フユマーン廟を上から見てみると・・・

廟を中心に、正方形の格子状の敷地となっているのが分かるでしょうか?

廟の周辺はよく手入れされた庭園になっていて自然豊かまさに都会の中のオアシスです。野生のリスが木を降りてくる姿も見ることができました。

フマユーン廟は前後左右どこから見ても対称で、庭園も含めた敷地内全体が完璧なシンメトリーになっているんです。

一方、タージマハルは・・・

タージマハルの敷地も左右対称になっていますが、長方形の敷地になっていて前後対称ではありません。

個人的には、フマユーン廟の方がより自然豊かで木陰もあり、オアシス感がありました。タージマハルは背の高い木がたくさんあるというわけではないので、観光中は直射日光に注意という感じです。

配偶者のために建設したお墓

この記事の冒頭でも書いたとおり、フマユーン廟とタージマハルが建設されたエピソードにも共通点がありますね。

  • フマユーン廟は、皇帝のためにお妃が建設したお墓
  • タージマハルは、お妃のために皇帝が建設したお墓

どちらも愛する配偶者のために細かいディティールにまでこだわって造られている建築物です。

まとめ

私の「デリーなんて観光しても面白くないのでは?」という勝手な偏見を取り払ったフマユーン廟。

大都市にありながらも、歴史や自然が感じられる素晴らしい場所でした。

観光客も少ないスポットなので、騒がしい都会の中でもホッとできるような空間であり、インド特有のスケールの大きさを感じることもできます。

フマユーン廟に行った人の感想を見ていると、

最初は有名なタージマハルしか興味なかったけど、意外とタージマハルよりフマユーン廟の方が好みかも!

という感想を持っている人もちらほら見かけました。

私個人の感想としては、

  • タージマハルは洗練された美しさ
  • フマユーン廟は土着的なカッコよさ

があり、どちらも違った魅力があるなと思います。

今回は両方の建物を比較して共通点を書いていきましたが、実際に行って見てみると雰囲気が全然違っていて「似て非なるもの」だとわかります。

インド旅行に行く際は、是非見比べてみるときっと面白いですよ!