ヨガといっても、たくさんの流派があり、流派によってスタイルが全く違います。
これからヨガを始めようと思っているけど、どのクラスに参加したらいいか分からない、種類がいっぱいあって迷う・・・という方もいるかもしれません。
まずはいろいろな流派があることを知って、自分にあったヨガを見つけていきましょう!
ハタヨガとは?
フィットネスクラブやヨガスタジオのレッスンで、「ハタヨガ」というクラス名を見たことがある方も多いかと思います。
「ハタヨガ」とは、ポーズをとり身体を動かしていくヨガすべての総称です。
いま日本で行われているヨガクラスは圧倒的にハタヨガが多いです。そして、ハタヨガの中でさらに流派が分かれています。
以下の記事では、ハタヨガの中での代表的な流派を4つお伝えします。
アシュタンガヨガ
流派としては、おそらく一番有名なのではないでしょうか?
テレビやヨガ雑誌などでもアシュタンガヨガの先生を見ることが多い気がします。
アシュタンガヨガは、インドから西洋にヨガを広めたと言われているクリシュナマチャリア師の弟子であるパタビ・ジョイス師によって考案されたヨガです。
アシュタンガヨガの最大の特徴は、「呼吸」を重要視することです。
基本的に一呼吸、一動作で身体を動かしていきます。
そのため、他の流派に比べて動作がポンポンとテンポよく進んでいきます。
ヨガの中でもエネルギッシュで運動量が多く、体力が必要なクラスも多いかもしれません。
ポーズの順番が決められているというのも特徴の一つです。
自分の呼吸に集中し、ダイナミックに動くことで、外側に向いていた意識が自然と自分の内側に集中でき、爽快感があります。
身体を動かしたい方、エネルギッシュに動きたい方にオススメの流派です。
アイアンガーヨガ
アイアンガーヨガは、クリシュナマチャリア師の弟子であるB.K.S.アイアンガー師が考案したヨガです。
とくかくポーズの正確さを重視することが特徴の流派です。
身体のポジションを正確な位置にもっていくために、様々なプロップス(ブロックやべルトなどの道具)を使用していきます。
正確にポーズをとれるように学びたい方、なんでもキッチリとすることが好き!という方にオススメです。
ちなみに、B.K.S.アイアンガー師の著書「ハタヨガの神髄」は多くのヨギに親しまれています。
シバナンダヨガ
インドのシバナンダ師によって考案された伝統的な流派です。
ポーズだけでなく、呼吸や瞑想、チャンティング等も取り入れています。
比較的ゆったりと動くクラスが多いように思うので、運動が苦手な方やヨガを広範囲で学びたい方にオススメです。
イシュタヨガ
「あるヨギの自叙伝」という本で有名なパラマハンサ・ヨガナンダの弟子である、マニ・フィンガー師が考案し、アメリカで広まった比較的新しい流派です。
一人一人に違った個性があり、ポーズも一人一人の体質にあったポーズを行うべきという考え方の特徴があります。
アイアンガーヨガのようにプロップスを使用しますが、ポーズを正確にとるために、というよりは、あくまで個人の性質に合わせてポーズをとり易くする目的で使用されています。
アシュタンガヨガほど運動量は多くないけど、しっかり動きたい方や、自分のペースで安全にポーズをとっていきたい方にオススメです。
まとめ
今日取り上げた4つの流派の他にも、様々な流派のヨガがあります。
また、同じ流派の中でも先生の個性によって全く違うように感じることもあります。
流派や先生それぞれに相性が合う人、合わない人がいて、本当に人それぞれです。
それに、自分は運動が苦手だと思っていたけど、実際にレッスンを受けてみたら意外と身体を動かすことが楽しかった!という場合もあったり、その逆もあったりします。
ですので、あくまでも流派の特徴としてこんな流派なんだ、ということを理解して、これからヨガを始める方は、まずいろんなレッスンに参加してみると良いと思います。
お気に入りの流派や先生に出会えたら、さらにヨガが楽しくなるはずです。